小石川かりんとう

east mattuのブログです

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

奇跡のバックホーム

奇跡のバックホームといえば、高校野球ファンなら大体の人が何の事かわかると思います。

1996年の夏の全国高校野球決勝戦。この試合は史上希に見る好ゲームとなりました。愛媛の松山商業と熊本工業の、今では珍しい公立同士の決勝。初回に先攻の松山商がいきなり三点を先制し、主導権を握ります。

その後、熊本工は一点ずつ返していき、最終回を迎えたときは3対2と、一点ビハインド。

九回裏、マウンドの新田は二死まで熊工を追いつめますが、ここで打席にたった一年生の澤村に同点本塁打が生まれます。

甲子園の決勝戦でこれは震えますよね。この時点でまさにドラマって感じですが、この後さらなる奇跡がまち受けてました。


それは同点で迎えた延長10回裏、熊工の攻撃は一死満塁、サヨナラのランナーを三塁に置き、一転して絶体絶命の松山商。ここで松山商の監督はライトを交替します。代わって入ったのは背番号9をつけた矢野。
この矢野という選手、練習熱心なもののミスが多く、返球も暴投が多いとのこと。それまでライトにいたのが先発投手の新田だったために、守備固めということで入れたんだと思います。打席の本多の打球はその代わったばかりの矢野のところへ。大飛球がライトスタンドへ伸びていく。本塁打か?しかし風により押し戻される。矢野はきちんと風をよみ、落下地点までうまく入る。でも深い。ラッキーゾーンがあったらおそらくそのギリギリの位置か。とにかくタッチアップには充分な距離。打球を見ながら笑顔の本多。歓喜でベンチから飛び出す熊工の選手達。優勝を確信する熊工スタンド。実況は文句なしと言う。矢野、捕球。サヨナラのランナー星子がスタート。矢野、力いっぱいバックホーム。かなり高く、山なりの送球。また暴投か…と松山商ナインは思った。ところが矢野の送球はグングン伸びる。これも上空の風の影響か。優勝へ向けて本塁へスライディングする星子。しかしその星子の胸の位置にどストライクで送球はミットにおさまる。判定は…アウト!!!
倒れこむ星子、そして熊工ナイン。喜びを爆発させる矢野。試合の流れは完全にひっくり返り、次の回に3点を入れた松山商業が日本一を手にします。
この試合、僕はリアルタイムで観られませんでした。まあ産まれて間もなかったですから(笑)

何かの甲子園特集みたいな番組でこの試合のことを知ったのですが、それでも鳥肌が立ちました。しかし矢野君の送球なんですが、どうみても高すぎなんですよね。普通は中継の内野手がとれるくらいの高さで投げるものだと思いますが。何も考えずに見るとただのやけくそで放ったように見えます。
内野手のはるか上空をいく送球。それが不思議とドンピシャでミットへ。

選手達に失礼なのであまり奇跡という言葉は使いたくないですが、これは本当に奇跡だと思います。代わったばかりのとこには飛びやすいとはよく言いますが、この優勝がかかった土壇場で代わったばかりのとこへ飛び、山なりの送球がミットへストライクとは…

審判がアウトのコールをしたとき、矢野君はどんな気持ちだったんだろう…。きっとこの世に存在するどんな気持ち良さよりも気持ち良かったんだろうなあ。
スポンサーサイト
  1. 2012/12/12(水) 19:36:10|
  2. スポーツ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<英国風かめはめ波 | ホーム | さまよう刃>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://zukka4.blog.fc2.com/tb.php/23-aa52418f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。